保育士が知っておきたい子どもへのNGワード

子どもが泣いていて泣いている理由を言わない

(1) こんなとき

 

子どもが泣いているが、なぜ泣いているのか理由を聞いても答えてくれず、
ますます大泣きになってしまう。

 

(2) 先生が投げかけてはいけない言葉

 

泣いているだけでは分からないでしょ!

 

泣いていたらお友達に笑われるよ!

 

(3) 子どもの言い分

 

泣いているのに、慰めてくれない。結局は叱られている・・・。

 

(4) 子どもを笑顔にする言葉の投げかけ方

 

優しく理由を聞いても、子どもは何も言わない・・・
と言うとき、やや感情的になると「いつまで泣いているの!?」とか、
「泣いているだけでは分からない!」とか、「お友達に笑われちゃうよ。」など
つい、言ってしまいがちです。

 

ですが、子どもには、ダメだし言葉の連発にしか聞こえません。

 

何の慰めにもなりませんし、むしろ責められているかのように聞こえてしまいます。

 

ただでさえ悲しい状況で泣いているのに、
さらに責められたのでは、よけいに悲しくなりますから、
認めてもらいたくて、より大きな声で泣いてしまったりします。

 

泣いていると誰かが笑っていると言うのも
よく大人が言う言葉ですが、
実際は誰も笑っている人がいないということを
子どもはよく知っています。

 

そういった見え透いた嘘をいわれるのも
子どもはとても嫌がります。

 

(5) 子どもの心をこちらへ向かせる方法

 

泣いている子どもには、まずその理由を聴くことが必要ですが、
その前に、とにかく落ち着かせましょう。

 

全てはその後です。

 

子どもは抱かれると無条件に安心し、心が落ち着きます。

 

原因が喧嘩であり、その子が先に手を出していたとしてもまず抱っこしましょう。

 

子どもは安心感と抱っこしてくれたその人への信頼感から、
話をすることができるようになりますから、
そこで初めて泣いている理由を尋ねましょう。

 

泣きながらでも理由を言っているのであれば、
よく聞き取れなくても、「そうなの、わかったわかった・・・。」
と相槌を打ちます。

 

子どもは優しさに触れ、全てが受け入れられると満足し、
気持ちが素直になります。

 

気持ちが素直になれば、喧嘩で先に手を出してしまったときには、
お友達に「ごめんね。」と言えるようになるでしょうし、
先生が、優しく諭す言葉も素直に聴くことができるようになるでしょう。